カラーモジュールを使用した表側矯正
矯正の治療中も楽しみたい
患者様の情報
初診日 | 2020/12/5 |
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年齢 | 40代女性 |
治療内容 | 表側矯正による全体矯正 |
噛み合わせを整えたい、歯並びより機能面を改善したいとご希望でした。
また、表側矯正で装置の周りにカラーモジュールをつけて、楽しみながら治療を行いたいとのことでした。
治療前後の写真の比較
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当院からの提案
患者様の初めからのご希望では、可能であれば表側矯正をご希望されておりました。また、装置の周りにカラーモジュールをつけたいとのことでした。
注意事項
当院にてカウンセリング・検査後、表側矯正での治療をお話ししました。下記は治療上での必要事項になります。
- 治療の中では、顎間ゴム(ご自身でゴムかけをする)の必要性
- インプラントアンカー埋入の必要性
- ディスキング(歯と歯の間を影響ない程度に削ること)の必要性
- TPA(加強固定装置を上顎につける)の必要性
事前にこれらの注意事項についてお話しし、ご納得していただいた上で治療を開始しました。
カラーモジュールとは?
とてもカラフルな矯正方法
通常ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置をつけますが、このブラケットはすぐ外れてしまうため固定用にゴムが備わっています。
このゴムをカラフルに仕立てたのがカラーモジュール(カラーゴム)で、本ケースではそれを用いて矯正治療を行いました。
写真を見ていただくと分かる通り、とてもカラフルな見た目になるため、ワイヤー矯正の「矯正装置の金属が目立つ」というデメリットを解消することが可能で、実は矯正治療が一般的なアメリカでは多くの方がカラーモジュールでの治療を選択しています。
裏側矯正スタート
裏側矯正治療の流れ
1.矯正カウンセリング
初診時にカウンセリングを行い、患者様のお悩みをヒアリングいたします。ぜひあなたが抱えている歯並びに関する問題を全てぶつけてください。
2.矯正精密検査
精密検査では患者様のお口の状態を正確に診断します。これを雑に行うと治療の結果が著しく悪くなってしまうため当院では精密検査を何よりも大事に行っております。
3.DBS
DBS(ダイレクトボンディングシステム)とは、永久歯にブラケットという矯正装置をつけて、そこにワイヤーを通すことです。ワイヤー矯正の前準備のようなものです。
4.メンテナンス
矯正治療が終了したら装置を外し、定期的なメンテナンスに通っていただきます。これを怠ると後戻り(治療前の悪い歯並びの状態に戻ること)になってしまいます。
治療結果の比較
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治療写真を見てみると
約2年間の治療期間を経てかなり歯並びが良くなりました。
下の歯を比較した写真(上から4つ目)の治療後を見ると、歯の後ろに金属の線がついているのが見えますが、これは矯正治療終了後の「リテーナー」と呼ばれる保定装置で、これを着用することで改善した歯並びの後戻りを防ぐことができます。
本治療のまとめ
治療期間 | 23ヶ月 |
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治療回数 | 25回 |
治療内容 | 表側矯正(カラーモジュール) |
費用 | 75万円+税 |
抜歯箇所 | 抜歯なし |
治療リスク | 歯根吸収、カリエスリスク |
担当矯正医からの所感
今回の治療では健康な歯は抜歯していません。
ご希望だったカラーモジュールをつけての表側矯正で、楽しんで治療に通っていただけました。また、良好な噛み合わせになったことで大変ご満足いただけました。
しっかりと定期的なチェックとメンテナンスにも通っていただけたお陰です。